言いたいことは今日のうちに

ただ書きたいことを書く、それだけ

掴んだ「答え」 2019-07-08

願いは短冊に書いても叶わない(神頼み)

 

この世界にもし神がいるのなら、現実で起こっている理不尽のほとんどは起こりえない、または消滅しているはずである。それが消えないのだから、神はいないのだろう。あるいは都合のいい存在としてありもしない「神」を作り出し、それを崇めるようにした結果か。どちらにしても、理不尽は尽きない。だから神はいない、そう考えている。[Detroit: Become Human]のrA9みたいなものなのだろうか。

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rA9(画像はDBH公式オンラインマニュアルより引用)

このゲーム自体は自分ではやろうとは思わない(やりこみ量が多くて私では到底すべて埋められない)が、ストーリが非常に作りこまれている、海外ドラマのような入り込み、日本語吹き替えは多くのキャラクターが海外ドラマでおなじみの人たちによる吹き替え(例:カール・マンフレッド→有本欽隆→ジェイソン・ギデオン[クリミナル・マインド]、イライジャ・カムスキー→咲野俊介→デレク・モーガン[クリミナル・マインド]/ホンドー[S.W.A.T.])と、海外ドラマに親しんでいる人からすれば相性がいい。どちらかといえば、"観る"ゲームなのではないだろうか。

さて、これまであまり書けなかったのは前の記事を見てもらうこととして、これまでの空白の期間は逃げるための準備を進めていたのである。その第一陣は逃げ先、いわば転職先を探すことである。こう言うと簡単なように見えて、実際は難しいわけである。しかもそれが1年未満の早期離職者(在職中の転職も含む)となれば、一般的に見れば「誰もが敬遠する」人材となってしまう問題が存在する。

そのため、転職するにしてもそのような人は、第二新卒既卒専門のエージェントを利用して転職を行うことが多いであろう。現代では転職はその就業期間にかかわらず行われており、それは新卒だろうがベテランだろうが無関係である。そのため一種のビジネスモデルとなり、情報を載せる代わり掲載料で稼ぐ転職サイト、そして紹介料で稼ぐ転職エージェントが存在している。ちなみに新卒就職においても同じビジネスモデルが展開されており、今では一般化している。

しかし同時に、これらは民間企業が運営しているため、役所仕事のようなボランティアではなく、あくまで収益も視野に入れたサービス提供となっている。特にエージェントに関しては、紹介料*1がそのまま収入につながっているということが多い。したがって、中には利益のためにブラック企業に無理矢理突っ込ませて収益だけを頂こうとする、心のない人が存在することも確かである。これでは、一体誰のための就職・転職なのか分からなくなってきている。

かくいう私もその「被害者」であるので、正直な話、利用するなら絶対に妥協しないこと、常に疑ってかかること、鵜呑みにせず後で調べることを自分と約束できる人以外は絶対にやめておいたほうがいい。人生を他人のせいで棒に振ることになる。

そんな私はエージェントに頼らずに転職サイトの情報と、徹底した自己分析と絞りをつけた企業/業界分析で切り抜けることにした。分析各種はすでに不満があるので前から行っていたが、肝心の企業は妥協できないためなかなか見つからず。しかし昨日、ある企業の面接に行き、そこで内定が確定した。条件に関しては、休日の日数で大きく劣るとは思われるが、本社=勤務先であり、ほかの場所に店舗などはないので転勤なし確定、内容は自分の過去(コンビニ店員5年の経験)にプラスした内容であるので、大袈裟に言っても成功である。自分にとっての譲れないポイントを抑えた分、妥協できるところは妥協した結果である。

ホワイトの基準は「自分本位」でいい

いつから騒がれているか分からないが、一般的なホワイト企業の基準として、給料が平均以上(最低でも手取り20万?)、年休108日以上、完全週休2日制、福利厚生の充実、その他諸々あるところ、などと言われている。思い浮かぶ限りではこれくらいである。主観なので、これ以外のこともおそらくあるとは思うが。

しかし、これだけでは「ホワイト」かどうかは、あくまである一定の基準の下に、総合的に判断が下された「指標」に過ぎないということである。もしその一定の基準だけを達しているというのなら、ジャップの企業のほとんどはホワイトになってしまう。そうだとすれば、ブラック企業は存在せず、ミスマッチや早期退職はあり得ないはずである。

しかし、毎年、ミスマッチや早期退職の情報は様々な場所で挙がる。そして結果として転職が流行ってしまうのである。もっとも、終身雇用が崩れていること、合わない場所で仕事をしようとしてもパフォーマンスを引き出せないというのは当たり前の話であり、これまで大学生だったのがいきなり仕事のことを考えろと言われて、1発でぴったりな企業を選べる人はそうそういないことも影響しているであろう。それなのにジャップの就活システムは本当に終わっているのに全く改善されない無能。

なぜミスマッチが起きるかというのは様々な要因を考慮する必要があるが、その1つは先程挙げた、「いきなり仕事を考えろ」という部分である。確固たる基準を持つ前に本格的な就活が開始されてしまうため(現在は実質的に大学3年から)、多くは「指標」を基準にするしかないという状況に陥るのであろう。当然、それでは「自分にとってのホワイト」を見つけることは、相当な困難を極めることになる。自分がやりたいこと、大事にしていること、曲げたくないこと、希望の条件など……。これは、給与や休日よりも大事である。

どんなに給与が良くて休日があったとしても、それがやりたくないことであれば「辞めたい」と思う。転勤や転居をしたくないのにそれがあったら、「辞めたい」と思う。人を騙すことはしたくないのに強いられれば、「辞めたい」と思う。どんなことでも、それが「自分の確固たる基準」に反しているのなら、たとえ就職先がホワイト企業とされているところであったとしても、続くはずがないのである。

逆に、「自分の確固たる基準」を満たしている企業であれば、多少の条件の悪さも妥協できるのではないだろうか。

少し話が逸れるが、フリーのクリエイター系(音楽やアクセサリー販売など)の仕事をしている人に多いと思うが、この職業の人達は、収入が不安定であることがほとんどであると思う。最悪の場合、無収入ということも十分あり得る。

だがその人達はおそらく、「生活がきつい」と感じていても、「仕事が嫌い」になることは少ないのではないだろうか。仕事はそのまま、自分の趣味であり好きなことである。もちろん、仕事である以上、好きなことであっても、嫌な側面を見ることはある。だから一時的な「嫌い」に陥ることはあるかもしれない。活動休止したい、あるいはしたことがある人はいると思う。

それでも、本当に好きなことであり、自分が確固たる基準で選んだ「仕事」であり「道」である。気分転換にほかの事をやったり、本気で全く触れない時期を経て、そのスランプを抜け出してまた活動することができるようになるであろう。こうしてクリエイター達は生きていくのである。

少し話が長くなってしまったが、これを就職に置き換えれば、「自分の確固たる基準」を満たしている企業を選べば、それが自分にとっての「ホワイト企業」になるのである。逆に、そうでないのなら、いくらそこがホワイト企業とされていようが、自分にとっての「ブラック企業」となるのである。

だから、就活も、ホワイト企業の基準も、もっと自分本位で考えるべきである。仕事をするのは自分であるのだから、我慢をしたところでミスマッチを引き起こす。誰かのために生きるのでもなければ、自分本位で仕事を選ぶのが一番である。

 

「自分本位」だからこそ成功する

ジャップの悪しき風習とでもいうのだろうか、親をはじめとする、様々な年長者の教えや期待に従って、「少しでもいい所へ行く」事が目標となっていることがしばしば見られる。わからなくもないのだが、だが同時にそれを目標とすると、失敗や苦しい思いをすることになるかもしれないということである。

また、就活がうまくいかないということで、エージェントによる他人任せ助力を求める人もいるとは思うが、だが決してそれを鵜呑みにして、就職を勧めてはいけない(戒め)それで失敗しているのが私である。あ  ほ  く  さ

だからいずれの場合でも、自分本位になった方がいい。相手に従ったが故に自分の人生に苦しみを生むことと、自分本位になり、徹底的に「自分の確固たる基準」に従って、人生を楽しく生きること、どちらがいいかは一目瞭然である。当然ながら、後者であろう。ドM以外、誰も望んで苦行をやる者はいないだろう。

自分本位というと、ジャップはどうしても悪い方向に捉えがちである。だがどうだろうか、他人を優先することを美徳としながら、いざそれを実行し、負担がかかって崩れたとしても、「自己責任」の4文字で片付けられてしまう。そんな時代だから、自分本位で生きたほうがまだ楽しく生きられる。それに、そんなことをしているのは未だにジャップくらいしかないということを認識したほうがいい。外に目を向けなければ、何もわからない、何も変わらないから。

 

こうして、私は自分本位で、もう誰の評価も、誰の目も関係なしに活動し、そして掴んだのである。

 

「答え」

 

その答えは、私がやりたかったこと、そして妥協したくないことが1つとなってできた、「転職先」だった。

 

私はどうやら、まだ死ねない。それは、「生きたい」だったからだ。それじゃあ、また。

 

今回の一言

自分に正直になれば、人に嘘をつく必要はなくなる。

*1:ただし、紹介した人が短期(多くは1年以内)に退職した場合、入社から退職までの期間に応じて、紹介料を返還しなければならないルールが存在するようである。ただ人売り企業のことはもう話もしたくないし、聞きたくもないので詳細は語らない。気になる人は調べて、どうぞ。